久しぶりに広島の従兄弟と話をした。
懐かしい広島弁。
でも薄くなった。
僕が子供の頃、大人たちが話していたバリバリの広島弁はもう聞けない。
今は標準語とのハーフハーフな感じ。
30年前に仙台に移ってきたとき、お年寄りは仙台弁を喋っていたが、
若い人はあまり仙台弁を喋っていなかったと思う。
ときどき会話の中に仙台弁が入るのだが、僕が首をかしげてわからないという
仕草をすると、すぐに標準語になった。
全国的に方言は薄くなっているのだろうか?大阪はどうなんだろう?
昔、大阪に三ヶ月住んだが女の子の大阪弁は、かわいかった。
個人的には大阪弁は濃いままでいて欲しい。
広島弁の「じゃろ?」
仙台弁の「だっちゃ?」
どちらも同意を求める方言、これはとてもいい感じ。「だよね?」より情感がある。
たとえば、会社のミーティング、話す言葉はそれぞれの方言。標準語は誰も喋れない。
広島弁、仙台弁、大阪弁、九州弁、津軽弁などなどが飛交い乱舞する。
きっと大乱闘になるな。でも面白い。あっは。
方言はグローバルやらと向かう中、ますます薄くなる。
大切なのは便利効率で、個性的とか多様性とかはあまり必要とされない。
考えてみたら、方言に限らず、僕たちは知らず知らずのうちに、
標準とか規格内とかの方へと寄せられているような気もするのだが・・・