肉じゃが

足腰劣化防止とリフレッシュのため、

週のうち三日は、会社の近くにある本屋さんまで約30分かけて歩いていく。

本屋さんはほっとする。本の匂いと手触りが好きなのだ。

やっぱり紙の本はいいと思う。

ちょうどいい大きさと重さのバランス。持って心地いい。

気になるところは線も引けるし、気になるページは角を折ることもできる。

それに残りページから、結末までの展開を予想するおもしろさもある。

 

本はゆっくり読む。

300ページくらいの本を5、6時間かけて読む。

速く読むのはもったいない。区切りごとに余韻を楽しまなければ。

いつも持ち歩くバッグの中には、お守りのように本をいれてある。

 

自宅の机の上にまだ読んでいない本が7冊積み上げてある。

ゆっくり読みすぎて溜まってしまった。

本屋さんに行くと読みたい本を見つけてしまい、ついつい買ってしまう。

なので最近は、作戦を立てた。

本屋さんに行ってリフレッシュはするが、溜まった本を読むまでは買わない作戦。

小説以外の本を立ち読みさせてもらうことにした。

昨日は「男の料理本」を立ち読みし、その中の肉じゃがの作り方をだいたい覚えた。

もう長いあいだ肉じゃがを食べていない。

ああ食べたくなった。

 

彩雲(さいうん)