3月15日、お店を休んで、名古屋にいる震(しん)に会いに行った。
震の大学院の卒業祝いと、送別会のために。
彼は中国の仕事仲間の潘(ぱん)さんの一人息子で、40も離れた僕の若い友人。
15年前、仕事で天然石の市場がある中国の東海というところに行ったとき、
潘さん家族と知り合った。そのとき彼は小学3年生。
それから年に1~2度は中国東海へ行き、潘さん家族にお世話になった。
今でもときどき思い出すのは、
天然石の市場を歩き回って、疲れたら一人でコーヒーショップでサボるのだが、
後ろを振り返ると震が僕の後をついてきていたので、
2人でコーヒーショップに入って、お互いに身振り手振りと、筆記で会話したこと。
少しはにかむ彼の様子は、とても可愛いかった。
それから8年後、18歳になった震は留学生として日本に来た。
日本語学校を経て明治大学に入り、それから愛知大学大学院に入って、
今年の3月に卒業して、4月5日に両親が待つ中国へ帰る。
彼は勉強だけでなく、よく働き、そしてよく遊んだ。
沖縄から北海道まで、日本全国を旅した。
仙台には5回遊びに来てくれた。
一人できたり、潘さんときたり、お母さんときたり、彼女と来たり。
10歳だった震が25歳になって、その成長を見させてもらった。
15日の夜に二人で食事をして、16日の朝に一緒にコーヒーを飲み、
10時間くらいいろいろお話をした。お互いに秘密も暴露し合った(≧∇≦)
中国に帰ったら潘さんの経営する会社に入って、
いずれは後を継いで社長になる。
かなりのプレッシャーだと言っていたが、ガンバレ震。
いつもニコニコ顔の潘さん、よかったね。やっと最愛の息子が帰ってくる。
今度は中国で会いましょう。
翌日16日に、お墓参りに広島に帰った。
19日の夕方に仙台に戻り、お店を見て愕然とした。
商品は床いっぱいに散らばり、いくつかは破損していた。
あーまた片付けだーと思った。この2年で3回目の地震後の片付け。
片付けは4日かかったが、なんとかやりこなした。
3月25日からお店の営業再開しています。