スリランカで掘り当てた、アレキサンドライトキャッツ。
リングにして、ずっとつけていた。
気がつけば、もう二十五年近い。
自分でも、びっくりする長さだ。
よく、行方不明にならずにいてくれた。
だけど、一週間前から、きつくなった。
それでも、はめた。
三日前から、油をつけないと抜けなくなった。
そして、今日。
無理やりはめたら、指がへこんだ。
リングの周りの肉が、赤く盛り上がった。
油をつけて、あわてて外した。
今、サイズ直しは、けっこう高い。
お小遣いを貯めてから、直すしかない。
二十五年、毎日つけていた。
だから、ないと、指が寂しい。
机の中を探った。
ラピスラズリのシルバーリングが、あった。
つけてみると、ぴったりだった。
これも、二十年以上前につくったもの。
お小遣いが貯まるまで、
しばらく、お世話になろうと思う。
世話になろうと思う。









