老眼鏡と七十歳のアクションスター

ついに、老眼鏡を買った。

本はまだ普通に読める。

でも、ウェブ商品の写真を撮るとき、撮ったあとの画像処理に、一苦労するようになった。

疲れているときや、長時間やっているときは、目が霞む。焦点がなかなか合わない。

気力を使い、目に力を入れて、5分から10分は大丈夫になる。

だが、何回もできない。せいぜい2回。

早い人は40代で老眼鏡をかけるらしい。

だから、自分の目に感謝しなければならない。


さっき、七十歳になった往年のアクションスターがSNSに投稿した動画を見た。

もう、半世紀も前の話。

その人は空手を使って、悪いやつをボコスカやっつける映画女優さんだった。

可愛くて強かった。

この女優さんの映画は、ほとんど観た。

どんな投稿だったかというと、

どこかのトレーニングジムの映像だった。

彼女は筋肉マンで、

若い人でもできる人は少ない運動を淡々とこなしていた。

おお、七十歳になっても、まだあんなことができるんだ。

外見も若くて、綺麗だった。

素直にびっくりした。

秘訣は、きっと継続。

好きだからこそ、続けられる。

そんなことを、七十歳になった彼女の姿が教えてくれた。

ミス

仕事での作業は、必ず確認をすることにしている。

間違ったら申し訳ないし、二度手間もいやなので。

だが、それでもやっぱりミスはなくならない。

後日、自分で気づいたり、

お客さまからの指摘で知ったり、

きっと、ミスをしたままというのもあるはず。

「あほじゃな、わし……(心の声は広島弁)」

ミスは、少し落ち込む。

だが、先日、村上春樹のエッセイ本を読んで、安心した。

こんなことが書いてあった。

「過ちを犯さない翻訳家なんていないし、(ミスタッチのないピアニストがいないように)、もちろん僕だって誤訳と無縁ではいられないから」

すべての翻訳家は誤訳する。
すべてのピアニストにはミスタッチがある——ということみたいだ。

プロ、専門家と言われる人たちでも間違いはあるだろうとは思っていたけど、

なぜか、そのふたつの職業の人達に、そんなミスはないと思ってた。

(わりと大きなミスだと思うから……)

でも、するみたいだ。

世の中、なんとかなるということかもしれない。

だから、ミスで落ち込む必要はない。

迷惑をかけた人がいれば素直に謝り、訂正する。

そして、ミスをしないように心を配りながら仕事をする。

それでもミスは起こるが、それでいいということだ。

村上春樹さんのエッセイを読んでよかった。

ごめんなさい、おばあさん

三十代の終わり頃。

スリランカの宝石採掘ツアーに、何回か参加した。

採掘が終わると、観光にも案内してもらえた。

 

夜は、西欧風のホテルに泊まる。

ラウンジはだだっ広く、天井には大きなシャンデリア。

ソファはふかふか。

少し右手を上げて、「コピプリーズ」。

すぐに、コーヒーが席に届いた。

贅沢すぎて、逆に落ち着かなかった。


今でも、ときどき思い出すことがある。

ホテルには室内用のスリッパがなかった。

「トントントン」

ある日、部屋をノックする音。

ドアを開けた。

透明な袋に入ったスリッパを胸に抱え、白髪で痩せたおばあさんが立っていた。

たぶん「どうぞ」と言って、スリッパを僕に差し出してくれた。

「ありがとう」

そう言って受け取った。

問題は、そのあと。

「チップをあげたほうがいいんだろうか?」

「いくらあげればいいんだろう?」

慣れない習慣に、頭の中はぐるぐる回る。

おばあさんは、ドアの外で少し困ったように微笑みながら、僕を見ていた。

 

結局、僕はチップを渡せなかった。

あげたかったのだけど、あげることができなかった。

おそらく、おばあさんにとって、とても大事なスリッパだったと思う。

もらったチップで生活に必要なものを買う。

孫においしいものを買ってあげる。

そういうことを、考えていたんだと思う。

翌朝、宝石採掘ツアーの主催者に聞いた。

「チップをあげたほうがよかった?」

「そのための、スリッパだよ」

と言われた。
(わかっていたけど)

ごめんなさい、おばあさん。

ありがとうぶたさん

 

本日、翡翠のぶたさんキーホルダー掲載しました。

多産と繁栄のシンボルで、家族を温かく守ってくれるぶたさんです。

七色の蝋引き紐を使って、カラフルに仕上げました。

バッグや鍵につけて、毎日のお供としてお楽しみください。

こちらから→https://hyakka-saiun.com/?mode=cate&cbid=1881959&csid=0

 



中国へ石の買付に行ったときに、いろんな肉を食べた。

牛、豚、鶏。

ほかには、カエル、ワニ、ヘビ、ハト。

それから、イヌも(ごめんなさい。一回だけです)

いちばん、美味しかったのはハト。

次に、やっぱり、ぶたさん。

日本ではハトは平和の象徴なので、なかなか食べる機会がない。

なので、もっぱらぶたさんにお世話になっている。。。

感謝の気持ちも込めて、今回はキュートでカラフルなぶたさんキーホルダーをつくりました。

見ているだけで、なんだかほっこりするぶたさんです。

「ありがとうぶたさん」

 

キムチ

一ヶ月半前に、ネットでキムチを買った。

5キロの業務用。

大きなビニール袋に入っていた。

赤い汁が、けっこう底に溜まっていたので、実質は3.8キロくらいか?

美味かった。

甘くなく、ピリ辛で、少ししょっぱい。

なにより、シャキシャキ、そしてかなりお安め。

タッパーに小分けして冷蔵庫に保管。

冷蔵庫を開けるたびに、少し、臭う。。。

 

食べ方は、いろいろ試した。

そのまま小皿に。

キムチチャーハン。

キムチうどん。

キムチやきそば。

キムチ鍋。

キムチ雑炊。

ハズレがなかった。

それに、簡単に作れる。

そして、残り、約200グラム。

今晩、何をつくろう?

それぞれの完成品を想像する。

(やっぱり、キムチ雑炊だな。。。)

気になることがひとつある。

一ヶ月半。

思えば、毎日のようにキムチを食べた。

キムチの匂いが僕の体から放たれていないか。。。

それだけが、気になる。

ぼくらはみんな生きている〜

若い頃は、自分のことで精一杯で、

人のことを深くは考えようとはしなかった。

ただ、表面をみるだけ。

それが、その人のすべてだと思っていた。

言葉の裏とか、奥とか、

そういうものにも無頓着だった。

面倒だったのだと思う。

なにせ、自分のことで精いっぱいなのだから。


「はて、この人は今、何を考え何を思ってるんだろう?」

「この人は、どのように生きてきたんだろう?」

こんな想像力を、歳を重ねて、使えるようになった。

かといって、それで何かが変わったわけではない。

ただ、みんな一生懸命生きているんだな。

そう思うことが増えた。


「ぼくらはみんな生きている〜♭いきているから笑うんだ〜♭てのひらに太陽を〜♭」


ときどき、懐かしいこの歌が聞こえてくる。

贅沢

考えたら、

365日、一日も欠かさずコーヒーショップに行っている。

計算したら、

ひと月、けっこうなお金をコーヒー代に使ってる。

一日、二杯は飲む。

二杯目は、安くなる。

本当はコーヒー以外の飲み物にしたい日もある。

でも、そこは我慢。

その代わり、週に一度だけ贅沢をする。

ソイラテのグランデ。

それに、ケーキ。


少し前まで、一日一食だった。

食べない二食分のお金は、コーヒー代に回した。

でも、歳をとると朝が早くなる。

最近は、お昼頃になるとお腹が鳴る。

スーパーでアンパンを買い、車の中で食べる。

その代わり、週に一度だけ外食をする。

ラーメン。
回転寿司。
中華料理。


そして、いちばんの贅沢。

時間の使い方だ。

働かなくては食べていけない。

でも、時間をどう使うかは、全部、自分で決められる。

これは、たぶん、

かなり贅沢なことだと思う。


感謝。。。