帰省

 ぶちあつい。

帰る時期を間違った。ふるさと広島は連日猛暑だった。

日差しを避けなければ死んでしまうと思ったが、

移動中15分くらい日差しを避けられず歩いてしまい、顔が真っ赤になった。

 

帰省して翌日に姉と二人で、去年亡くなったお義兄さんのお墓参りに行った。

お墓参りの最中、黄色いアゲハ蝶が飛んできて、

供えた撫子に止まりずっと蜜を吸っていた。

蝶をみて姉は言った。「あの人じゃ」と。

あとでアゲハ蝶について調べてみた。

アゲハ蝶は幸運を運んで来てくれるのだそうだ。

黄色いアゲハ蝶は特に金運を運ぶらしい。むふふふふ・・・

お義兄さん、ありがとう。

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いつも行っていた広島城と美術館は暑すぎて行けなかった。

平和公園はホテルのすぐ近くなので夕方に歩いて行ってみたが、

20分くらいしか居られなかった。

でも、今年89歳になる叔母と、

店内を白で統一した明るくて雰囲気のいいコーヒーショップに行った。

お互いにケーキセットを注文し、いろいろ話した。

叔母はここにきて僕と過ごす時間を毎回楽しみにしてくれている。

だがしかし、叔母はバスで帰ったのだが、日差しを結構な時間浴びてしまい、

熱中症一歩手前までいってしまった゚(゚´Д`゚)゚

もう真夏に帰るのはよそう。

 

あとは、日差しを避け本通りアーケード商店街を連日お散歩し、

疲れたらコーヒーショップで涼み本を読んだ。

陽が落ちる頃に姉か叔母の家に行ってご飯をご馳走になり、

近況やら昔のことやらお互いに話した。

あんなに話したのは初めてかもしれない。

 

この2~3年で生活も、仕事の仕方も、周りの環境も大きく変わった。

今回、広島に帰って気づいた。諸行無常。みんな同じ。

大きく変わったと思ってる人は僕だけではなかった。

変化したくなくても変化するように世の中はできていて、

じっとしていても、しがみついても、日々変化していく。

どうせ変化するなら、受身ではなく自分から積極的に変化してみるかな。

85歳と89歳の二人の叔母が広島にいる。
帰ったらいまだにお小遣いをくれる。
前回帰ったのは5年前、二人の叔母は年をとった。
ずっと元気でいてほしいなどと無理なことは言わない。
でも、次に帰るまで元気でいてほしい。

平和公園の北側にある原爆ドーム

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