ごめんなさい観音さま

 

やってしまった(T_T)

15年くらい前に、チベット産の水晶で中国の職人さんに彫ってもらった、

龍を従えた観音さまを壊してしまった。

実は日本に届いたとき、すでに観音さまの頭の上に彫られていた阿弥陀如来が取れていた。

いつか直してもらおうとずっと思っていたのだが・・・・。

部屋の掃除をしていて、龍を従えた観音さまも綺麗にしてあげようと思い、

両手で抱え上げたときに何か違和感を覚えた直後、カチンという音がした。

見ると、龍を繋いでいた鎖がだらんと垂れ下がっていた。

観音さまは、この鎖の端を左手の親指と中指でつまんでいた。

このことを忘れ抱え上げてしまった。

この鎖、本体とは別につくってあとで取り付けたものではなく、

ひとつの水晶の塊からがつくった。

職人さんの高い技術と根気が必要で、それに素材の水晶は品質もよかったので、

お値段もそれなりにした。

これはもう直せない。ごめんなさい観音さま。

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