「世界は素晴らしい」

「生きることは苦であり無常である」


これは、仏陀の教えの根底にあるものです。

生きることは思うようにならず、

老いは否応なしにやってきて、

病はいつのまにかはびこり、

死ぬときはただ一人で逝く。


こんな寂しくはかないこの世に、

どうして私たちは生まれてきたのか、

どうしたら希望をもって笑って生きることが出来るのか、

29歳のお釈迦さまはこの答えを見つけるために、

釈迦族の王子という地位も、妻も子も、安定した生活も

すべてをすてて、修行の旅にでました。


お釈迦さまは、その後6年かけて

悟りを得て仏陀(真理を悟った者)になります。

苦しみの原因と、その苦しみを取り除く方法を見つけたのです。

それが、「108の煩悩」「十二縁起」「四諦(したい)」

「八正道(はっしょうどう)」といわれるものです。


仏陀は自らが発見したこれらの真理を人々に伝えるために、

ボロをまとい、炎天下を歩きまわりました。

話を聞きたいという人には、

王さまであろうと、盗人、遊女であろうと差別も偏見なく、

ひとり一人の理解度に応じてわかりやすく、

人生の生き方を語ってやまなかったといいます。


仏陀は80歳で入滅(死)するまで、

歩きつづけ、法を説きました。

最後は林の中、沙羅の樹に囲まれ、その自然を観じ

こう言われたそうです。「世界は素晴らしい」と。


仏陀の旅は「人生は苦である」からはじまり、

「世界は素晴らしい」で終わったのですね。


人生は苦である、

でもだからこそ素晴らしいものを知ることができる。

という意味なのでしょうか。


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