「林住期」

五木寛之さんの「林住期」という本を読みました。

こんなことが書いてあります。

古代インドには、「四住期」という考え方があって、

「学生期(がくしょうき)」

「家住期(かじゅうき)」

「林住期(りんじゅうき)」

「遊行期(ゆぎょうき)」

という四つの人生の区切りがある。

人生を100年と考えて、それぞれの時期は25年で、

「学生期」は準備の時代。心身を育て、学び、経験を積む。

「家住期」は勤労の時間。社会人として責任を果たし、そして

 家庭人としての義務をつくす。


そして、「林住期」はというと、

一般的には、人生の黄金期を過ぎたこの時期は、

リタイアの時期と考えられています。

人生のオマケともいわれます。


でも、五木寛之さんはこのように書いていました。

「林住期」は、

これまでにたくわえた体力、気力、経験、キャリア、能力、センス

などの豊かな財産のすべてを土台にして大きくジャンプするとき。

林住期こそが人生の真の黄金期。我が人生のクライマックス。


僕は今、「林住期」にいます。

だからこの本を読みながら、なんだか嬉しくなりました。

「そうか、そういう考え方もあるんだ」

「いや、きっとこのほうが正しい」

「旅に出るぞー」

などと心が勝手にはしゃいでしまいました。


こんなことも書いてあります。

様々なものに追われながら走りつづけた「家住期」。

それを過ぎて「林住期」に入ったら、

本来の自己を探す。

自分をみつめる。

心の中で求めていた生き方をする。

本当にしたいことをする。

「必要」からではなく、「興味」によって何事かをする。

できるなら家出をしてみる。(はは)


ワクワクする本でした。

龍の彫刻ペンダント、彩雲HPに載せました。

http://hyakka-saiun.com/?mode=cate&cbid=1316936&csid=4