この世にあるすべてのものは、一瞬もとまってはいない。
常に動き変化し、やがて消滅する。
これは「諸行無常」という仏教の真理の一つです。
ずっとこのままがいいと思っても、
宇宙の法則である「無常」は、それを叶えてはくれません。
自分も他人も環境も状況も刻々と変化してしていきます。
もしかすると、私たちが気付かないだけで
すべては、ものすごい速さで移ろいでいるのかもしれません。
そうだとすれば、過去の後悔も未来の不安も無意味ですね。
あっという間に過去になり、
あまりにも速い未来(目標)は確実に捉えることはできません。
こう考えると、
「今を生きよ」「どうなるかわからないことは考えるな」
これらの仏陀の教えの意味がわかるような気がします。