意識する

「今、自分は何をして、何を感じているのか。

食べるとき、歩くとき、話すとき、沈黙するとき、どんなときも

一つずつの自分の行為に注意をむけ、十分に味わいなさい」

これは仏陀が修行僧に説いた教えの一つです。


でも、

食事をしながらテレビに見入ったり、

誰かと話しながら別のことを考えていたり、

道を歩いているのに風景が目に入っていなかったり、

仏陀の教えの通りに一つずつの行為を味わうことは難しいです。


いつのまにか無意識に何かをしている。

注意を向けず無造作にもの事をやりすごしてしまう。

こんなことが一日のなかで頻繁に起こっているような気がします。

人生に実感がない時間がある。これは、もったいないですね。


一口一口をゆっくりと味わって食べる。

誰かと心行くまで話し合う。

今の行為に全神経を集中さす。

自分のこころや感性の状態をきちんと意識する。


自分のやっていることを常に意識して、

何を考え、何を感じているのか、注意深く自分を観るようになれば、

自分のこだわりや、自分の本音や、今一番やりたいことなど、

自分の内面にもっと気づくことができるようなきがします。