先日、お店に親子連れのお客さんが来てくれた。
たぶん小学校2~3年くらいの女の子とお父さん。
女の子はお店の石を見てキレイーキレイーと連発してくれる。
そして、お店の真ん中あたりに飾ってある大きなレインボー水晶を
覗き込むように見ながら、「ねえこれ見える?」とひとり言のようにつぶやく。
お父さんは微笑むだけ、何も言わない。
女の子は、狭い店内を歩き回るのだがやっぱりこの石が気になるらしく、
何度も覗き込むよにして「見える?」とつぶやく。
そのうち、僕を見ながら、「見える?」と訪ねてきた。
「何が見たい?」
う~ん、、、「未来!」。
そうか、見たいのは未来だったのか。
しかし、僕の返答は最悪だった。
「そんな魔法の石はないよ」と答えてしまった。
女の子は、えっ!?という感じだった。ないことが信じられなかったみたいだ。
彼女のファンタジーを大切にしてあげればよかった。ごめんなさい(泣)
お父さんは、「そのうちみつかるかもしれないよ」と優しく言っていた。
満月の周りに青い光の輪が見える、とても美しい月の夜だけ未来を見せてくれるよと
か、
未来を見せてくれる水晶は、居場所を自分で選ぶんだ。選ばれるように頑張るねとか、
言ってあげればよかった。
でも,、女の子はこう言ってくれた。
「わたし、大人になったら、このお店で働くー」
ありがとー