会話

朝のコーヒーショップでのこと。

パソコンで電話している中年の男性がいた。

彼は少し離れていたが、僕の左側に、向く方向が90度になる位置にいた。

つまり、彼の話し声が僕の左耳にストレートに入ってくる。

僕は、本を読んでいたのだが正直イラついた。

それでも話が終わるまで我慢しようと思い、

本に集中しようとしたが、この日は出来なかった。

いい加減にしてくれと心の中で叫んだ瞬間、

顔が左側に向いて、彼の目を捉え、睨んでしまった。

彼は、電話の話し相手に「怒られたみたいだ」といって電話を切ったのだが、

10分後にまたかけた(´;ω;`)僕はその店を出た。

 

コーヒーショップでの電話はマナー違反のはずなのだが、ときどきいる。

若い人はほとんどいない。

残念ながら、僕の経験では中年男性がいちばん多い。

複数の人に次から次に電話する人もいる。

彼らはどうしてマナー違反をして、どうでもいい話をするのだろう。

寂しいのだろうか?

大人であることと年齢は、あまり関係がない。

 

以前から思っていたのだが、

なぜ、電話の話し声は気になるのに、

複数の人の会話はさほど気にならないのだろう。

考えてみた。

話した言葉を受け取る人がいるかいないかの違い。

言葉は目の前に受け取る人がいると、その人の中に入って、大半が消えていく。

受け取る人が目の前にいないときは、言葉は空中に浮遊し、

誰かが受け取るまで消えて無くならない。

つまりそれを受け取りイラつく人が必要なのかもしれない。

 

会話にもいろいろある。

話好きな人と聞き上手な人との会話。

または、お互いにちゃんと相手の話を聞いている会話。

この場合は、傍にいる人はほとんど気にならないような気がする。

双方が話したがり屋さんで、お互いに相手の話を聞いていない。

または一人が一方的に喋り、相手は聞くふりをしている。

この場合は、傍にいる人は気になってしまうのではないだろうか。

こんど確かめてみよう。。。