上は中国の友人が送ってくれた、
ニューヨーク市マンハッタンにあるメトロポリタン美術館の写真。
ここは世界の文化遺産が集められている世界最大級の美術館。
僕がタンカ(仏画）や美術工芸が好きなのを知って送ってくれた。
彼は日本の大学入学を目的に、３年前に故郷の中国を離れて仙台に来た。
最初の1年は日本語学校で日本語を学び、
一昨年の大学受験は失敗したが、去年は見事に国立の大学に合格した。
幼い頃からアメリカに憧れ英語をずっと勉強してきた彼は、
本当はアメリカの大学に行きたかったらしいが費用の面で諦めた。
だが、想い続けた夢は叶うようだ。
英語能力TOEFLのスコアが抜群に高い彼は１年間の交換留学生に選ばれ、
今年の１月にアメリカへ旅立った。
「自由の国アメリカはなんでもあり。とても楽しいーでもこわーい」
楽しいのか怖いのかどっちかにしてほしいいが、
いまのところ、彼にとってのアメリカはそういう国らしい。
彼は今、２４歳。
僕が２０代の初めの頃、何を考え何をしていただろうと思いを馳せた。
あのころ流行った、こんな歌を覚えてる。
「何かいいことないかな〜♪何か〜いいことないかな〜♪」
よく口ずさんだ・・・たぶんほとんど何も考えず、大した努力もしていなかったんだろうと思う。彼の爪の垢をもらわなければならない。
そういえば最近はすごいな思う若い人が多くなった。
今からでも遅くない「僕もがんばるぞーーー」。
