身体

「運動脳」という本を読んで、

ルームランナーを買って、約一ヶ月半が経った。

毎朝ずっと走っている。

一日もサボっていない。

お陰で、この本に書いてあったように、

集中力と記憶力がアップした。ように思う。

この本には、こんな事も書いてあった。

自分の身体を感じながら走ると、もっと効果があると。

 

僕は、「ながら」ができない。

食事をしながら本や雑誌は読めない。

一口一口、味わいながら食べる。

でないとお腹の具合が悪くなる。

コーヒーも同じ。

片手で本を読みながら、もう片方の手でコーヒーは飲めない。

コーヒーを飲むときは本を置く。

ひとつずつしか物事ができない不器用な人間。

でも、これでいいと思っている。

感じたり味わったりすることは、身体にいいことだと思う。

ただ、アクセサリーを紐で編んで作るとき、

身体が覚え、手が勝手に動くものは、

たとえば映画を観ながら作るということはできる。

 

本を読んでいるときとか、事務仕事をしているとき、

こういうときはそのことに頭を使い集中しているので、

自分の体を感じることはしにくいが、

それ以外はできるだけ、自分の体を感じるようにしている。

身体を動かしてどんな感じがするのか、

悲しいこと。嬉しいこと、懐かしいことなどを思ったら、

身体のどこがどのように反応しているのか。

けっこうこんなことをしている。

 

で、こんなこともあるのではないかと思う。

身体が先に反応し、これから起こることを教えてくれる。

たとえば、胸のあたりがあったかくなってきたら、

もうすぐ嬉しいことが起こる。

胃のあたりが締め付けられるような感じがしたら、

あまり良くない出来事が待っている。

また、微妙に変化する身体には、こういうこともあるかもしれない。

耳が大きくなったら、お金が入ってくる。

肌艶がよくなったら、好きな人が現れる。

鼻が高くなったら、自信につながる出来事がある。

手が大きくなったら、もうすぐ夢を掴む。

 

ずいぶん前にある人に教えてもらったことがある。

人間の身体は、大切なことを教えてくれている。

自分にとって良いものに触れると、身体は柔らかくなり心地よくなる。

自分にとって悪いものは、身体は硬くなり息苦しさを覚える。

なんとなく僕はこれを信じている。

 

明日から4日間、商品仕入れのため東京へ行ってきます。