最近、「脳」について書いてある本をよく読む。
脳の重さは体重の約2%、でも脳はカロリーを最も消費する器官。
人が一日に消費するカロリーは約2000キロカロリー、
このうち脳は400キロカロリーを消費する。わずか2%なのに。
だから脳は、できるだけ私を使わないで疲れるから~と言ってるらしい。
なるほど、だからがんばろうとしてもついつい楽なほうへ流れてしまうのか。。。
でも脳はワガママ。楽ばかりしていると今度は退屈だ~刺激をくれ~と言ってくる。
そこで、なにをしようかと考えるのだが、脳は疲れることはしたくない。
あまり考える必要のないことや、
軽く達成感が味わえることや、
ほどよい快感を与えてくれるものなどを探して退屈をしのぐ。
ゲームが好きな人はゲームをやり、
音楽が好きな人は音楽を聴き、
本が好きな人は本を読み、
お腹がすいている人は好きなものを食べる。
好きなことに夢中になっていると脳内にドーパミンという快楽物質が分泌される。
ドーパミンは幸せな気持ちにさせてくれたり、高揚感や集中力を高めてくれる。
脳は快感を求めるので、ますますこれらが好きになる。
脳が好むことばかりやって生きていければいいと思うが、
脳が嫌がること、脳がとても疲れることもやらなければならないことがある。
困難な事柄に取り組んだり、一から始めて覚えなくてはならないことだったり、
前向きに生きていこうとしたらこのようなことはけっこうある。
でも、ありがたいことに脳は頑張ったご褒美にドーパミンを放出してくれる。
苦しい辛いを乗り越え没頭の状態に入れば、ドーパミンが放出され、
集中力や学習能力を高め、問題解決の答えが出てきたりする。
夢を掴んだり、目標を達成できるのはこのドーパミンのおかげとも言える。
脳はすごいね。好きなことだけではなく嫌なことをしても最後はドーパミンという
最強の武器で私たちを助け応援してくれる。
まずは怠惰な脳と向き合わねば。バーサス、怠惰な脳!